SPARCトラブルシューティング FAQ
トラブルシューティング
- モニターに表示が出なくなった。
- CDROM、HDD、FDDが認識されない。
- ハードディスクから起動しない。
- VMEbusへアクセスするとCPUがHaltする。
- イーサネット、ホストIDがおかしくなってしまった。
- rootのパスワードを忘れた。
- rootのパーティションが一杯になってしまった。
1. モニターに表が出なくなった。
Opebaootの環境変数output-deviceがttyaなどに変わっている可能性があります。
電源再投入、リセット桙ノキーボードのSTOP+Nを同時に押しながら立ち上げてください。
これによりOpebaootの環境変数が初期値へ変更されます。
2. CDROM、HDD、FDDが認識されない。
Solarisインストール後、新規に接続したデバイス、又はインストール後に1度外して
boot -rでSolarisを起動した場合に認識しない場合があります。
起動時に、Opebaootのokプロンプトからboot -rとして立ち上げてください。
3. ハードディスクから起動しない。
ハードディスクから自動起動しない場合は、Opebaootの環境変数auto-boot?がfalseに変わっている
可能性があります。また、環境変数boot-deviceにdiskが設定されていないなどが考えられます。
これらが正常なら、Opebaootのprobe-scsiコマンドにてSCSI機器の接続をしらべます。
もし、ハードディスクが認識されていなければケーブル、ターミネータ等を確認してください。
4. VMEbusへアクセスするとCPUがHaltする。
各CPUボードには、ボードをSlot1デバイス(アービタ)として使用するか基盤上のSWにて
設定できるようになっています。
Slot1デバイスに設定されるボードは必ずVMEスロット1(1番左)に置かれます。
VMEbusへアクセスしたときCPUがHaltするのはSlot1デバイスに設定されているボードが存在しないときなどです。
5. イーサネット、ホストIDがおかしくなってしまった。
システムの起動時、Opebaootのbaberコマンドタ行桙ノイーサネットアドレス、ホストIDがff:ff:ff:ff:ff:ff、ffffffff
と表ヲされる原因は、NVRAMの内容が消汲ウれてしまった為です。
電池の寿命か、ハードウェアの不具合により起きた可能性があります。
各CPUボードは、S/Nによりイーサネットアドレス、ホストIDを算出できるようになっております。
詳しくは、SPARC CPUボードシリーズ ホストID、イーサネットアドレスについて
NVRAMへの書きこみ手順については、SPARC CPUボードシリーズ NVRAMパラメータについてを参照してください。
6. rootのパスワードを忘れた。
rootのパスワードを忘れた場合には、シングルユーザでもログインできませんので、起動ディスクのrootパーティションを
マウントして/etc/shadowファイルのrootパスワードを削除する必要があります。
マウントするに当たり、CDROMより起動するか別の起動ディスクを使う方法があります。
7. rootのパーティションが一杯になってしまった。
rootのパーティションが一杯になってしまう原因にはいくつかあります。
- インストール桙フサイズが小さかった。
標準ではrootパーティションは、先頭に置かれますのでサイズを大きくすると後に配置されたパーティションの
サイズを変更する必要があります。この場合には、各パーティションのバックアップを取りCDROM等で立ち上げ
パーティションを再設定してバックアップデータを戻すことになります。
- /varをパーティションを別に分けなかった為、logファイル等で一杯になってしまった。
/varのディレクトリィを他のパーティションへ移動してシンボリックリンクを作成することで回避できます。
- coreファイル、クラッシュダンプが溜まって一杯になってしまった。
rootパーティションの何処かに、coreファイル または、クラッシュダンプを作成する設定をしている為、
/var/crash/ホスト名 ディレクトリィにvmcore.x、ub奄・Dxファイルが存在するとディスクの空き領域が
少なくなります。これらのファイル探し出し削除することで回避できます。