Solaris2.x インストール手順
Solaris2.xをシリアルよりインストールするときの手順について説明します。
1.準備
CDROMドライブとHDDを接続します。
このとき、CDROMのSCSI IDが6、HDDのSCSI IDを3へ設定します。
CPU-50については、HDDのSCSI IDは0に設定します。
シリアル端末は、クロス結線にてCPUボードのシリアルポートへ接続します。
2.Solarisの起動
電源を投入します。
シリアル端末からOpenBootのメッセージが出力され最後にOkプロンプトが表示されます。
※Okプロンプトが表示されず、メッセージが出力される場合は
端末よりBREAK文字を送るか、CPUボードのABORTスイッチを押してください。
Okプロンプトから以下のコマンドにてCDROMからOSをブートします。
ok boot cdrom
3.ターミナルタイプの設定
ここでは、VT100ターミナルを使用するため13を選択して
vt100と入力します。
ターミナルタイプがマッチしていると以下のように表示がされます。
ESC+2を押して先に進みます。
ESC+2を押してまた先に進みます。
4.ホストネームの設定
インストールするホストの名前を入力し、ESC+2を押します。
5.ネットワークの設定
ネットワークの使用の有無を設定します。
使用する場合は、YESを、しない場合はNOをカーソールキーにて移動して
xを押して選択します。
そしてESC+2を押して進みます。
ホストのIPアドレスを入力してESC+2を押します。
4,5にて設定した内容が表示されます。
設定に間違えがなければESC+2を押します。
間違っているときにはESC+4を押してもう一度、設定をやり直します。
6.ネームサービスの設定
ここではネームサービスを使用しないNONEを選択します。
カーソールキーにて移動して、xを入力し選択します。
そしてESC+2を押します。
ネームサービスの設定内容の確認です。
設定内容に間違えがなければESC+2を押します。
間違えがある場合はESC+4を押してもう一度、設定をやり直します。
7.サブネットの設定
サブネットを設定をします。
ここでは、サブネットは使用しない設定をしますので
カーソールキーにてNOへ移動して、xを入力して選択します。
そしてESC+2を押します。
8.タイムゾーンの設定
タイムゾーンの設定をします。
ここではJAPANに設定をします。
まず、JAPANの含まれるAsia Eastern を選択します。
スペースキーにてAsia Eastern へ移動してxを入力します。
そしてESC+2を押します。
カーソールキーにてJAPANへ移動してxを押します。
そしてESC+2を押します。
9.日付と時刻の設定
現在の時刻を設定します。
あらかじめ、ちゃんと設定されている場合はESC+2を押します。
正確でない場合は、カーソールキーにて変更したい項目へ移動して
正確な数値を入力します。
そしてESC+2を押します。
7,8,9にて設定した内容の表示です。
設定に間違えがなければESC+2を押します。
間違っているときにはESC+4を押してもう一度、設定をやり直します。
10.インストールタイプの選択
Solarisのインストールタイプを選択します。
ここでは、2を選択します。
新規にインストールするのでESC+4を押して先に進みます。
ESC+2を押して先に進みます。
11.漢字コードの選択
Solarisで使用する漢字コードを選びます。
ここでは、EUCを選びます。
カーソールキーにてEUCへ移動してxを入力します。
そしてESC+2を押します。
12.インストールソフトの選択
インストールするソフトウエアの条件を選びます。
以下がその内容です。
Entire Distribution plus OEM support | すべてのソフトとOEM向けソフト |
Entire Distribution | すべてのソフト |
Deleloper System Support | 開発者向け(オンラインマニュアル有り) |
End User System Support | エンドユーザ向け(オンラインマニュアル無し) |
Core System Support | Solarisが動作する最小限の構成 |
ここでは、Entire User System Supportを選択します。
カーソールキーにて、Entire User System Supportへ移動して
xを入力します。
そしてESC+2を押します。
13.インストールするディスクの選択
Solarisをインストールするディスクを選択します。
ここでは、c0t3d0(SCSI ID3)のハードディスクを選びます。
ESC+2を押します。
ESC+2を押して先に進みます。
ファイルシステムのレイアウトを自動で設定する場合はESC+2を押します。
手動にて設定する場合にはESC+4を押します。
ここでは、自動設定を選択するためESC+2を押します。
14.ファイルシステムのレイアウトの選択
ファイルシステムへ追加するレイアウトを選択します。
カーソールキーにて移動してxを入力します。
そしてESC+2を押します。
ファイルシステムのレイアウト設定内容の表示です。
この設定で良ければESC+2を押します。
設定を変える場合は、ESC+4を押します。
ここでは、設定を変えるためESC+4を押します。
カーソールキーにて移動して変更したい内容を変えます。
ここでは以下の様に設定します。
/ |
100MB |
/var |
200MB |
swap |
200MB |
/opt |
300MB |
/usr |
535MB |
/export/home |
3GB |
変更が終了したらESC+2を押します。
先ほど変更したファイルシステムのレイアウト設定内容の表示です。
先に進むためESC+2を押します。
15.リモートファイルシステムの設定
リモートファイルシステム(NFS)の設定をします。
ここでは、設定しませんのでESC+2を押して先に進みます。
ここまで設定した内容の確認です。
設定に間違えがなければESC+2を押します。
16.インストール後のリブート設定
Solarisのインストール終了後、自動で再起動するかの設定をします。
ここでは、自動で再起動する設定を選びます。
ESC+2を押してインストールを開始します。
すべての設定が終わり、インストールが開始されます。