PMC234 PPC vxWorks ドライバー V3.44.1 インストール
CompactFlashからvxWorksを起動させる手順についてはここを参照ください。
1. メディアキットのファイルを解凍します。
2. 添付されている、下記のファイルを御使用のBSPディレクトリィへコピーします。
・pmc233drvPPC_54.o
・pmc233drvPPC_55.o
・rxPciLibPPC_54.o
・rxPciLibPPC_55.o
・pmc233.h
・rxsetup.c
・util.c
3. BSPのMakefileを編集します。
Makefileファイル
下記の行へ下線部を追加します。
MACH_EXTRA = pmc233drvPPC_xx.o rxPciLibPPC_xx.o rxsetup.o util.o
※xxの部分は使用されているvxWorksのバージョンに合せて下さい。
xx=54 ⇒ vxWorks5.4 xx=55 ⇒ vxWorks5.5(5.5.1)
4. rxsetup_target.hファイルを御使用の環境へ合わせて作成します。
メディアキットのtargetディレクトリィから御使用のCPUボードに該当する
rxsetup_xxxxxx.h ファイルがある場合、そのファイルをBSP
フォルダーへコピーし、名前をrxsetup_target.hヘ変更します。
rxsetup_dy4179.h Dy4 SVME179,181用
rxsetup_frc6750.h Force PowerCore6750、PowerCoreシリーズ用
rxsetup_mv2400.h Motorola MVME2400用
rxsetup_mv2600.h Motorola MVME2600用
rxsetup_mv5100.h Motorola MVME5100用
(MVME5500,6100については5100用を部分的に内容を変更追加することで使用可能です)
※弊社にて別途提供しています。
rxsetup_mv5500.h Motorola MVME5500用
rxsetup_mv6100.h Motorola MVME6100用
30行目の下線部のパラメータを変更します。
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なお、上記のパラメータは御使用されるCPUボードにより異なりますので
下記の一覧に当てはまる場合には、そのパラメータを使用してください。
一覧に該当しない場合には、パラメータを作成する必要があります。
Force Computers CPCI-680 Motorola Computer Group MVME-6100
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次に、下記の部分でドライバ初期化時にDOSFS2のパーティションを使用するか選びます。
パーティションを使用した場合には、あらかじめDOS,Windowsなどで設定されたパーティションを
そのまま使用できるようになります。
使用しない場合、パーティションはvxWorks上からディスクの全体を1パーティションとして設定をします。
パーティションを使用する場合には、①、②をコメントアウト、使わない場合には①のみをコメントアウト
します。
/* optional defines ↓パーティションを使用する場合 /* optional defines */ ↓パーティションを使用しない場合 /* optional defines */
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6. vxWorksカーネルを再構築します。
make vxWorks
7. ”6.”にて作成した、vxWorksカーネルを立ち上げます。
8. 下記のように入力してドライバーを組み込ます。
ディスクをフォーマットする場合
-> pmcdiskFormat 1
ディスクのマウントのみでフォーマットしない場合
-> pmcdiskFormat 0
9. 下記を入力し、ディレクトリィが作成されていれば正常に動作しています。
-> ll "/pcfsA"
Listing Directory /pcfsA:
drwxrwxrwx 1 0 0 2048 Jan 1 1980 testdir/
value = 0 = 0x0
vxWorksをCompactFlashから起動させる場合の設定手順
※なお、この手順は前のドライバインストール手順が正常に動作していることが前提となります。
PMC234のCompactFlashからvxWorksを起動させるには、vxWorksのBootROMに起動させるための
機能を追加させる必要が御座います。
移行にその設定手順について御説明いたします。
1. メディアキットのファイルを解凍します。
2. 添付されている、下記のファイルを御使用のBSPディレクトリィへコピーします。
・pmc233drvPPC_54.o
・pmc233drvPPC_55.o
・rxPciLibPPC_54.o
・rxPciLibPPC_55.o
・pmc233.h
・rxsetup.c
3. target/config/allディレクトリィのbootConfig.c、usrConfig.cをBSPディレクトリへコピーします。
cp ../all/bootConfig.c .
cp ../all/usrConfig.c .
4. BSPのMakefileを編集します。
Makefileファイル
下記の行へ下線部を追加します。
MACH_EXTRA = pmc233drvPPC_xx.o rxsetup.o
※xxの部分は使用されているvxWorksのバージョンに合せて下さい。
xx=54 ⇒ vxWorks5.4 xx=55 ⇒ vxWorks5.5(5.5.1)
下記の行を追加します。
BOOTCONFIG = bootConfig.c
USRCONFIG = usrConfig.c
5. 前述のrxsetup_target.hファイルを御使用の環境へ合わせる設定をします
6. config.hファイルへ下記を追加します。
/* include RAMiX PMC23x CompactFlash adapter */ #define INCLUDE_PMC23X |
7. bootConfig.c、usrConfig.cへ下記の太文字部分を追加します。
また、青文字部分については前述のutil.cファイルを変更しますを御参照ください。
・bootConfig.cファイル
#ifdef INCLUDE_SCSI_BOOT #ifdef INCLUDE_PMC23X_BOOT ↑ #ifdef INCLUDE_PMC23X_BOOT ↑ #ifdef INCLUDE_PMC23X_BOOT ↑ #ifdef INCLUDE_SCSI_BOOT #ifdef INCLUDE_PMC23X_BOOT ↑ #endif /* INCLUDE_SCSI_BOOT */ ↑ #endif /* INCLUDE_NETWORK */ #if (defined (INCLUDE_SCSI_BOOT) || defined (INCLUDE_FD) || \ ↑ readErr: #ifdef INCLUDE_PMC23X_BOOT
|
・usrConfig.cファイル
#ifdef INCLUDE_STDIO ↑ #endif /* INCLUDE_DEMO */
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8. target/src/config/usrLoadSym.cファイルを変更します。
変更する前にファイルのバックアップを取ります。
cp usrLoadSym.c usrLoadSym.c.org
usrLoadSym.cファイルへ下記の太文字部分を追加します。
#endif /* INCLUDE_TFFS */ |
9. vxWorksカーネル、bootROMイメージを再構築します。
make vxWorks
make bootrom
elfToBin < bootrom > bootrom.bin
10. ”9.”にて作成した、bootROMイメージをCPUボードのFlashROMへ書き込みます。
※この手順は御使用のCPUボード毎の手順となります。
11. ”9.”で作成したvxWorksイメージをネットワークから立ち上げます。
12. 下記の手順にてComapctFlashへvxWorksカーネルイメージをコピーします。
-> cd "/opt/tornado/target/config/BSP" -> copy "vxWorks","/cf0/vxWorks" |
13. ”12.”にてCompactFlashへのコピーが終了したら、bootROMへ戻り
Bootパラメータを変更します。
boot device : cf |
14. vxWorksを起動します。